戦国時代の合戦事情

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村人、町人達の合戦〜争いは日常茶飯事だった

村、町同士の争いが絶えなかった戦国時代
室町、安土、桃山時代の領民達はとても貧しい生活を強いられ、食べることすら満足に出来ない状態だった。餓死者なんて当たり前のようにあちこちに見られた。

室町時代の中期頃から、気候の変動かまたは病気の類のせいか分からないが、日本の全体の食糧事情が悪くなったようで、それまでの生産活動では対応出来なくなっていった。

しかし、なにもせずに死んでしまうという訳にはいかない。 そこで各地の村や町ではなんとか生きていくために、隣の町、村から食料、お金などなどを略奪するようになった。 そしてこうした争いが全国各地で展開されるようになる。

村、町同士の合戦が大規模に
単に一つの村、一つの町同士が合戦ちなみに当時は村、町同士の争いも合戦と言われたするだけならかなり小規模だが、どちらも負けるわけにはいかないから、援軍を頼むことになる。仲の良い村に連絡を取って加勢してもらう訳だが、当然タダと言うわけにはいかないから、それ相当の食糧やお金を支払った。村、町にそれ相当のお金、食糧がない場合は、借金もした。 ちなみに当時、借金は現在のように村民、町民が個人単位で出来るものではなく、村、町全体で借金をした
こうして時には借金までして援軍を呼んで合戦をしても、相手もそれ相当の軍勢を引き連れてきた場合は、膠着状態になる。
この状態で双方話し合い、もしくは裁判で決着をつける場合もあったが、領主に加勢をしてもらうこともあった。
ここまで合戦が大規模になって本格的な戦闘が始まってしまうと国(領国)全体の生産活動に大きく支障をきたすことなるから、守護守護代が仲裁に入って、なんとか事を収めようとしたらしい。
しかしそれでも、収拾がつかず大規模な合戦に発展したケースもあったようで、1460年には、守護の畠山氏根来寺が用水の権利を巡って、大規模な合戦に発展したケースもあった



村町同士の合戦の大規模化は回避できたが
上記のように合戦が大規模化するのを避けるために、力をつけてきた戦国大名(武田氏、長尾氏、北条氏、織田氏、今川氏など)は自分達の所領にて家来である家中(それぞれの領主・給人)に、村、町の争いに加勢しないように法律を作り(分国法)、違反した家中は追放した。
これでなんとか領主同士の争いに発展することはだいぶ収まったものの、村人、町人の争いの根本である慢性的な飢餓状態が解決した訳ではないから、やはりこの階層レベルの合戦は完全にはなくならなかった。
特に現在でも繁華街には犯罪、暴行が多いように戦国時代でも町では争いが絶えなかった。通常、町で争いが起こった場合は、町で自力解決をしていたのだが、相手によっては領主、若しくは大名を敵に回して合戦となる可能性がある。これをなんとかするために生まれたのが、中学校あたりで習った、楽市・楽座だった。町はその町を担当している領主を通じて大名に町による自力解決と保護を保障してもらうかわりに、軍事物資の輸送を税金がわりに、負った(伝馬役)。
学校の教科書からだと、楽市・楽座は領主(寺社など)より、権限を奪って大名が利益を独占するような印象をうけるが、大名、町民、領主の合意のもと、町の争いを最小限に抑えるために実施されたものだった。

なんとか自国の争いをなくすために
上記にて、『村人、町人の争いの根本である慢性的な飢餓状態が解決した訳ではないから』と書いた。 戦国大名は自国領内の争いをなくすために様々な対策(楽市・楽座や分国法、あるいは治水工事などなど)を施したが、飢餓状態が無くなった訳じゃなかった。そうなると、もう他国に侵略して奪い取るしかない・・。武田信玄が信虎追放後すぐに諏訪へ侵攻したのも、領民の飢餓を救うためだし、上杉謙信の関東侵攻もやはり、領民を飢餓状態から救うためのものであったはずである。

こうして武田、上杉、織田などの強い大名が台頭し、その強い大名の領国では領民同士の争いは少なくなっていったことと思うが、村町同士の合戦は戦国の世が終わってからも続き、食糧不足がほぼ解消する1650近くまで続いた・・・。
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この章では、この本に結構お世話になりました(笑)
大名と領民の関係や当時、合戦がいたるところで行われた原因や、戦国大名が治安をよくするためにどんな政策を実行したかなどが分かります。
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