ダンスホール

近代のダンスホールといえば鹿鳴館が有名であるが、鹿鳴館は上流階級の社交場でしかなかった。
ダンスホールが一般大衆にも広まったのは大正時代からである。その時代から、一般の若者にも浸透していき、賑わうようになった。ちょっと昔でいうディスコのような感じだろう。

ただ少しディスコと違うのは、一人で遊びに来た男性のお相手をしてくれる女性ダンサーがいたというところ。 口説くことが上手な男性なら、うまくセックスまでもっていくことはできるであろうが、そうでない男性も大正時代には大勢いたのだろう。

女性ダンサーと踊るためには、チケットを買う必要があって、普通は一枚でいいところを、女性ダンサーの気を引くために何枚もあげる男性もいたようである。
そのせいもあってか、女性もしたたかなもので、女性ダンサーはチケットを数多く取るためにメークに力を入れたり、ときには春を売ったようだ。

ダンスの中身は、社交ダンスだけでなく、吉川晃司とアン・ルイスが踊ったような卑猥なダンスも踊ったようである。
（あそこまで激しくは無いかもしれないが・・）

しかしながら、ダンスホールは流行りはしたものの、日本が軍国主義を強めて行った頃から、不謹慎ということで閉鎖されてしまった。


吉川晃司＆アンルイス - 六本木心中 投稿者 Elzaba

当時、上の動画（夜のヒットスタジオ）を見たとき、衝撃をうけた・・。