戦国時代の性事情
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室町、安土、桃山時代の性習慣、風俗などの紹介

戦国時代の性事情

■傀儡女



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平安時代からすでに存在していた『傀儡子=くぐつ』
傀儡子(傀儡)とは、特に決まったところに住むことなく、今風に言えばホームレスかも知れないが、持ち物や衣服も粗末なものではなく(結構派手であったようだ)、”カブキ者”の集まりであったようだ。
たまに気に入った場所があれば、そこに簡単な小屋みたいなものを建てて野宿していたようである。
傀儡子は平安時代からすでに存在していたようで、当時の公卿、大江匡房による『傀儡子記』にも彼等のことが記されている。

彼等の身なりや遊び方から、それなりにお金に不自由しない生活をしていたことが伺えるが、彼等の収入は男子の場合は戦国時代においては合戦に参加したり、狩猟で食料を賄ったり、女性(傀儡女)の場合は身なりもお化粧も遊女に負けないぐらいの艶やかさであったから、男性の夜のお相手をしてお金を稼いだりしていた。

一応、傀儡子は街中で奇術や占い、または人形を使った見世物を披露して見物人からお金を頂戴してもいたのだが、それだけを聞くとTV時代劇でたまに見かける旅芸人の映像と変わりなく感じるかも知れない。
TVで見るのは結構爽やかというか健全な見世物として描かれているが、実際は結構、エッチなものが多かったらしく、卑猥な人形劇、演劇を見せその気にさせて、夜になれば気に入ったお客とチョメチョメなことをして、ご褒美をもらったり、ときには傀儡女からお金を払うこともあったらしい。
快楽を求めて、社会に縛られることを嫌い、自由奔放に生きた集団であったもののその生活は結構贅沢で、色んなものに縛られまくっているオイラにはともて羨ましく感じてしまう・・・。
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