大江戸風俗
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江戸時代の風俗産業、吉原の女郎の紹介等

大江戸風俗

■全国、風俗嬢の呼び名



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ところ変われば
現代では風俗嬢は風俗嬢という呼び名しかなく、業種もヘルス、エステ、ソープランド、日本全国ほとんど変わらないが、江戸時代は所変われば、呼び方が全くと言っていいぐらい違った。 紹介するのは、非公認の風俗嬢の呼び名で、関東、関西、中部、甲信越、中国、四国、九州、東北・北海道と分けています。 なんでこんな呼び名?ってのもあります。

北海道・東北
■陸前(宮城県):萩の浜の草もち
■陸中(岩手県):宮古のおしゃくら
■陸奥(青森、岩手県、他地域も含む):げんぽ
■羽後(山形県酒田周辺):こも
■能代(秋田県):はがわ
■渡島松前(北海道):やかん


関東
■武蔵(東京、他地域含む):ひっぱり、綿摘み、お茶漬け等
■横浜:テンセンス
■八王子:笊そば
■相模(神奈川県):饅頭
■伊豆:牛せんびり
■上総・下総(千葉県他地域含む):どら船
■銚子:提重
■成田・上野(群馬県)・前橋(群馬県):達磨


中部
■三河(愛知県):やしゃこら
■遠江(静岡県):駱駝
■駿河(静岡県):二百
■尾張(愛知県):もか


甲信越
■信濃(長野県):べざい
■信濃松本:張箱
■越前(福井県):こそや干瓢
■越後(新潟県):後家転びもっきりもぐり
■越後糸魚川:二百三文
■越後新発田:かぼちゃ
■佐渡島:夷の狢
■越中(富山県):ごぜ
■加賀(石川県):北烏


関西
■鳥羽(三重県):走りがね
■伊勢(三重県)四日市:もうか
■伊勢古市:あんにゃ
■近江(滋賀県):そぶつ
■山城(京都府):から茶釜
■摂津(大阪府):湯もじ、もぐり
■堺:ふんばり
■神戸:白首
■京都丹後:しらやかう
■紀伊(和歌山県):おくじま


中国、四国
■出雲(島根県):うどん
■伯耆(鳥取県):団子
■隠岐(島根県):どっさり
■長門(山口県):かごまはし
■下関(山口県):白湯もじ
■土佐(高知県):切見世


九州、沖縄
■筑前(福岡県):百文屋
■筑後(福岡県):栗餅
■肥前(長崎県、佐賀県):はいはち、少女子性、よもや縮緬、黒縮緬、とうびい
■肥後(熊本県):きぶし
■薩摩(鹿児島県):はいだこ
■琉球(沖縄県):あんがあ

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